第14号 2011.3.30〜順次
2011.3.30 送別会での卒業生の言葉
Mi
7月には怪我の話をしたので、この話題はつかえないから、言っておきたいことを話す。今しかできないことを一生懸命やってほしい。部活でも、この仲間とは今しか一緒にできないことなので、だらだらせず、楽しくやってほしい。進路は浪人。
Yo
7月に引退して、身体が衰えるのは、あっという間だ。2年半かけて鍛えてきても、あっという間だから、現役で動けるうちに、記録を残したり、上の大会へ行ったり、目標を決めてやること。新しいシーズンを迎え、新入生も入る。新2年生は、新3年生に手間をかけないように、1年の世話をして、自分で取り組めるように。3年生は最後のシーズン。自分の目標に向けて、しっかり、やり残しのないように、部活以外のこともしっかりやること。進路は電通大という東京のはしっこの大学に進む。
Hag
800mをやっていた。選手としては全然ダメだったが、競技のことで一番よかったのは、高1のときは先輩を追っかけて、怪我もしたけど、2年で競えるようになって、駅伝があって今でも思い出になっていて、ひとりで走ってても思い出す。3年になって記録も伸びなく、怪我をして痛み止めを飲んで県大会で高校ベストが出た。競技者としてはよくなかったが、後悔は何もしていない。やめたかったことも、やめたいと思ったこともあったが、いろんな人に支えられて今ここに立てている。言いたいことは、@感謝の気持ちをもつこと。中学のころから言われてきたことだが、こういうことだったのかと思える。Aタイムが伸びないとつまらなくなれうが、初心にかえってほしい。強制されてやっている人はいないと思う。1年のころの気持ちを大事にしてほしい。東海大体育学科にすすむ。陸上は続けたいし、顔を出しに来る。
Him
中長をやっていた。3年間ちょうどを通してでみると長くもなく短くもなく。明後日(4月1日)から引退までの3ヶ月は3年生には早い。ぼーっとしてると中地区で県大会になっちゃう。1日1日一生懸命に、自信をつけるなら今しかない。やり残しのないように。上智大経済へすすむ。
Ku
短距離をやっていた。明治学院大学国際学部国際学科にすすむ。高校3年間で学んだこと、それは、やれば人間なんとでもなるということ。でも、なんとかするには目標が大事。インターハイに行くとか、県大会で勝負するとか、人それぞれ。よく考えて設定して、できるだけのことをして、妥協せずに。次に、なんとかしようとするものいいが、がんばりすぎて身体をこわすこともあるから、休息も必要。遊ぶときは遊び、やるときは集中して、バランスを大事にしてほしい。
Wa
1年生とは初めまして。或る事情で2年の1月に休部して戻れなかったが、みんなとは3年間やりたかった。人は何かを一度失ってみると有り難味がわかる。走る時間がとれず、一週間に一度くらいしか走れず、自分の走る力も落ちるのが分かって、勉強ばかりでは身体が凝ってできなくなり、現役でも途中で休むと落ちるから、自分の目標をもう一度考え直す、客観的に自分を見る時間をつくってほしい。5,000mで15分台を出したいとかインターハイとか。今がんばる原動力は目標もあるが、走る自分を好きになるとか、そういう部分も大きかった。逆算して努力はするもので、この一年間走れず、分かったことを活かしていきたい。自分は浪人するので、これから一年間勉強だが、春の活躍を見守っているので、よろしく。1年生とはもっと仲良くしたかったので、仲良くしてほしい。
Ta
インターハイを本気で目指して練習していたが、最後の県大会1500m決勝にぎりぎりで残ってうれしくて、でも決勝は最初から後ろにいて、がんばったが11位でゴール。ああ、終わったと思った。涙が戻ったらメッチャ出て、悔し涙なんて流したことがなくて、初めて泣いた。そこまで本気でやってきたんだと自分で改めて思った。達成感というか陸上ができたうれしさを感じた。800mは決勝に行けると思ったが、0.03秒差で行けず9位で愕然として、陸上って、0,03秒でもかわっちゃう一瞬の勝負だと思い知らされて悔しかった。1500mの体験から言うと、陸上って楽しくやってよかったと思えるように走ってほしい。一生懸命いまを大切に練習してほしい。練習は大事。走り込みは大事。いまは時間がある時。2年生になる人は、この一年で変わっていくと思う。一日一日大事に練習して、勉強もコツコツやったほうがいい。部活引退してから一気にやったが間に合わくて。今からコツコツやれば覚えるから。明治学院大学にすすむ。これからもずっと応援してるから頑張ってほしい。
Hana
いい記録も出なくて失敗例だが、失敗した立場から。中学の頃はそこそこ記録も出て走るのが、陸上が大好きだった。高校で自信がなくなってプレッシャーに負けたり、試合で弱気になり、いい記録が出なかった。試合でも練習でも怪我をしてても、マイナスに考えず、前向きに走って!これが3年間を通して思ったこと。がんばって。ありがとう。明治学院大学経済にすすむ。
Hi
長距離長をやっていた。Wがいなくなって途中からかわった。11月まで一人残ってやって引退が延びたが、こうして話すのは初めて。怪我のことを話す。1年生のときは怪我しなくて、2年3年で怪我するようになりボロボロだった。1年は練習こなすの必死で、量をこなせるようになり、質の高いものができると、身体にガタが来て怪我する。トップアスリートも怪我するから、怪我しないことと、怪我をしたときの練習が大事。差がつくのは仕方がない。補強になるが、練習後にみんながやる補強じゃダメ。練習と同じくらいキツイものをやれば、復帰してもついていける。それでも怪我があり、みんなと差はついているが、くさらずやってほしい。いろんなチームを見てきて、3年生が引っ張ってるチームを見てきて、部の雰囲気が変わってくる。上が変われば下も1年もそうだと思う。変われれば変わってほしい。ミヨシとかやってくれればと期待半分で思っている。法政のスポーツ健康学部に行く。オープンキャンパスの案内ぐらいはする。
Ku
女子長のKです。「自分の3年間を振り返って」と、「伝えたいこと」を話す。1年の7月に入部した。中学から陸上をやってたが、高校でやるつもりもなく、部活をやってなくて、時間を持て余して、これじゃいけないと思い、説得され、入部してよかったと思ってる。でなければ、高校生活なんにもなくて終わってしまっただろう。400mHを最後にやらしてもらったが、7種競技をやってから、2年の夏、新人戦から始めて3年の5月、1年ないうちに出て、最初は見てるだけでも大変そうで、やってみると自分に合ってるかなとどんどんやったが、新人戦で悔しいと最初に思ったのは、中学の同じ学年の子が残ってるのを見て、心に秘め、練習した。悔しいとその時思うが、これを持ち続けるのは難しいから、続けた人が次のステージで勝てると思う。0.17差で7位だったことが不甲斐ない、今でも悔しい、後悔は何回もし、悔いは残っている。夢にも出て、悔しい思いを部員にはそんな思いをしてほしくない。高校生活は二度と戻って来ないから。悔しいと思った時に持ち続けるのが大事。県大会で上に進めなかった時も悔しいと思ったが、薄れてしまう。いま思い出すのも、気持ちを持ち続けるから。特に3年は本当に最後。いま感じてほしい。3年の中地区で400mはじめて走って、その時楽しいと楽しさを感じた。最後の大会に向け400mHは中地区から県へ3秒も縮まった。目標に向かい最後まであきらめてはいけないと自分ではじめて話には聞いていたが実感できた。部長としては怒ってばかりで、今はそんなことはないから気軽に話してほしい。怒ってばかりですみません。ありがとう。早稲田大学人間科学部にすすむ。
Su
元部長のSuです。進学先は玉川大。チームという面から話をする。小学校でソフトボールを始め、県でベスト8に入り、優勝して強いチームだった。その時よかったのは目標がみんなで県大会優勝という同じものだった。練習量も県で一番。小学校で1日10km走ったが疲れないし故障もない。中学校では公式野球のキャプテンやったが、短気で、どなってばっかのキャプテンで、何人も泣かしたが、目標もチームばらばらで、自分のことしか考えない人もいた。俺がキャプテンだったのも悪かったかもしれないが、団体で目標ばらばらはチームとして最悪。これは失敗例。陸上は、ひじをこわして野球はいいやと、短距離から興味本位で始めた。才能ある人だけがインターハイに行くと固定観念があり、楽しめればと走ってた。夏に合宿で怪我してひきずったが、混成記録会で三浦先生にハンマー投げてみないかと言われ、この人なにを言ってるんだ思ったが、部内でSuがハンマーをやると言われ始め、やらなきゃならない雰囲気になって、興味本位で始めた。練習ガンガンできて、久々充実した練習ができた。春先に入賞したらかっこいいよなと言われ、がんばって関東へ出た。練習は本気でやってたから結果がボロボロで小学校以来の悔し涙を流した。がんばらいとわからない気持ちだと思うし、また、こんなかにはいないと思う。自分は充実していて、2年の関東新人が初めて練習が怪我なくつめてたのがあって、県は3位だが、関東は自信あって3位になった。春は初めてで心の中に不安があり、練習つめたけど不安だった。秋はいける気がして何も考えずに投げた。3年の春、まさかの3ファーで心が折れそうになったが、2年のインターハイを見て行きたいと思ったから、冬から練習つめてたし、根拠のある自信があった。関東は5投目まであんなで、6投目は関東新人と同じ、無心になって55m投げた。大きな試合に勝つのは、練習つめて無心になって練習で培った力が100%出せる選手。インターハイを前に腰を怪我して立ってるのが精一杯だったが、本番では忘れてもしかしたらと臨んだが、今度は練習つめなかった不安があり、自信はあるつもりだったが、心を真っ白にすることができなかったのが敗因。今では腰痛いが、いい思い出かな。勝てる選手勝てない選手は練習量。試合で自信となる源。高い志がある人と目標がない人と一緒に練習しても質はよくないと思う。Taも練習した。2年の8月から本気で、Taは2年の冬には、そこから練習の質が変わったと思う。質の高い練習がどれだけ積めたかだ。1年生は早めに3年生での最終的目標を細かに設定をし、そのための練習、弱点克服や長所を伸ばす、長所を探してのほうが練習も楽しいし、高校生はいいと思う。俺に出来たんだから、みんなにも出来る、本気になれば。チームの形にならず、こいつらめんどくせえとか思ったが、みんなに支えられてはじめて仲間のありがたみがわかった。中地区までに話のネタをまたもってくる。
OB
1年は速いなと思う。部活も勉強も日々の生活に生かせればと思う。横高で陸上部として活動できたことが役立つはず。OBが、応援したい、見に行きたい、声をかけたい、というチームにしてほしい。
顧問K
ほんとに速い。謝らないといけないが、5月26日水曜日のこと、4日間県大会を無事に終えてたが、3ヶ月休み、そのあと見られずに心残り。3年間過ごした初めての学年なのに。みんなも、語りつくせない思い、経験、教えたいことがいっぱいあり、こんなことを言いたかった、あんなことがあった、と出てくるはず。さまざまな気持ちをグランドに来て伝えてほしい。これからのこのチームの力になり、励みになる。勝負のための武器を作る材料は日々の生活の中にある。アンテナを張って勝負するときの武器の材料を探さないといけない。生かされている命に感謝して、君たちも充実した人生を。
顧問O
真剣になって叱った学年だった。なんとか横高陸上部らしく育てないと、OBも来なくなると危機感があった。よく成長してくれたと思う。そして、たとえ記録を残していなくても、一人ひとりが、この横高陸上部にいなければならない存在だったと確認できた。これからも後輩のために役立つ存在であってほしい。
顧問M
震災があって今年のインターハイがどうなるか、関東大会もわからない。そんな中で、みんなが無事に努力が出来る環境を与えられていることに素直に感謝してほしい。1950年代から毎年一人は関東、この10年インターハイに一人は行っている。人間、調子こいているときは失敗する。そこでダメなやつはダメになる。中学は速い子、高校では強い子が全国に行く。普段の練習、生活、家のこと、勉強も最後までしっかりやったのか、それがわずかの差となる。自分の弱い心に勝ったことに意味がある。自分の目標に近づくこと。人に勝つ前に自分に勝てた満足感が他の学校の生徒にも、ライバル校でも素直に手をたたいてもらえる感動になる。上位に入る県立高校は進学重点校がほとんどなのは、自分の価値観として目に見えない価値観を感じられるステータス、長い間準備を十分して得られた満足感は高等なものとなるのは陸上競技の特性ともいえる。卒業生は陸上競技をいい意味で応援してくれる社会人になってほしい。
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